海外旅行へ行く際に、必ず考えることが『お金の持参方法』です。必要な金額の目安や、お得な両替方法、おすすめの持参方法をまとめました。
目次(もくじ)
■ 大金は危険?必要な金額の目安
海外旅行に行く際は、大前提として”大金の持参は避けること”です。盗難などのリスクがあることや、現金は海外旅行保険の補償外となるためです。紛失したり盗難しても戻ってくることはありません。現金は必要最小限とし、必要な場合は現地で調達するという方法にしましょう。
1|”3~5万円程度”あればOK
実際にもっていく現金は渡航先や日数にもよりますが、長期旅行でない限り3~5万円程度の現地通貨を用意すれば困ることはありません。カード類で支払いが可能な場合は極力カードでお支払いをしましょう。
チップの支払い
タクシーやホテルでのチップの支払いには、現金が必要になります。特に、タクシーなどの移動で現地到着後すぐに必要になる場合がありますので、細かい現金を用意しておくと安心です。一方、レストランなどではカード類でチップの支払いも可能な場合が多いです。
小さなお店や、ローカルスポットへ行く場合
ローカルのお店や小さなお店、ファーマーズマーケットのような市場では、カード類での支払いができないことがあります。そうしたお店を利用する予定がある場合は事前に、支払い方法を確認しておきましょう。
発展途上国へ行く場合
アジアやアフリカなどの発展途上国へ渡航する場合は、観光地でもカード類が使用できない場合が多いです。そうなると、支払いはほとんど現金でしなければなりかねません。事前に渡航先の情報を確認した上で、多めに現金をもつか、現地で現金を調達できる方法を確認しておきましょう。
2|両替はどこでするのがお得?
良いレートで両替するためには、相対的に比較して国際的な通用度や信用が低い方の通貨の国で両替するのが基本となります。例えば中国の元は日本でも両替可能ですが、円を中国で元に替えた方がレートが良いのです。強い通貨の国で弱い外貨は歓迎されませんが、弱い通貨の国で強い外貨は歓迎されるためです。
日本円 ⇒ 各国の通貨へ両替する場合
”円”の場合は、次の関係を目安にしましょう
✔ ドル・ユーロ ・・・日本で両替
✔ 上記以外の通貨・・・現地で両替
両替所はどこがおススメ?
ドルやユーロへの交換は日本国内での交換が有利だとご説明しましたが、国内で両替をする場合、以下の場所で両替をすることができます。中でも、お得なレートで両替をする場合は金券ショップがおススメです。銀行や郵便局に比べ数%程度安い場合があります。しかし、大金を両替するわけではありませんので、金券ショップを探す手間を考えたら、地元の郵便局や銀行で両替してしまっても大きな差はありません。
- 郵便局
- 銀行
- 外貨両替宅配サービス
- 空港
- 両替店や金券ショップなど
もっと詳しく両替えについて知りたい方はコチラのサイトがおススメです。
一方、現地で通過を両替する場合は、次の場所で両替が可能です。なかでも現地の銀行が最もレートが良いです。空港内は両替レートが悪いことが多いので、初日に必要な最低額を両替しておけば良いかと思います。
- 空港
- 銀行
- 現地の両替所
いずれにしても、最低限の金額を両替しておこう
大金を現地通貨に両替したとしても、帰国後に現地通貨が余った場合、手数料を支払って円に換金しなければなりません。そのため、両替はいずれにしても最低限の金額にしておきましょう。
3|クレジット決済のメリット・デメリット
海外旅行の際にクレジットカードでの決済をオススメする理由です。一番のメリットは、紛失や盗難時に補償がある上、多額の決済が可能であることです。また、クレジット決済の場合も現地通貨への交換手数料が発生しますが、手数料は銀行などに比べ低く、換算レートが良いことが特徴です。
- 現金を持ち歩かなくて良い
- 紛失・盗難時に補償がある
- 現地で現金の引き出しも可能
- カードの付帯特典を受けられる
- 渡航先での信頼性UP
- ポイントの還元もある
一方で、デメリットとしては使えないお店があることくらいです。カードブランドや渡航先にもよりますが、利用できない場合がある点には注意しましょう。
■ その他の決済方法は?
・プリペイドカード
学生さんなどクレジットカードをお持ちでない方には、トラベルプリペイドカードというものも御座います。クレジットカードと異なり事前に入金した額までしか利用できません。しかし、発行が容易にでき、事前に決めた予算の範囲内で利用できるメリットがあります。また、為替手数料が安く、場合によっては手数料無料となるマネパカードというカードもございます。
・国際キャッシュカード
国際キャッシュカードとは、海外などで現地のATMを利用して入出金が可能なキャッシュカードです。楽天やイオン銀行など数多くの銀行で発行が可能です。しかし、国際キャッシュカードでの入出金時の為替手数料は3%程度ととても高い水準です。一方、キャッシング可能なクレジットカードであれば、カードによって0.15%というとても低い手数料で現金化が可能であるため、現時点では国際キャッシュカードはあまりオススメしていません。
■ ポイントをまとめると
✔両替は、ドル・ユーロの場合、国内で!
✔海外旅行中の決済はカード類というのが鉄則
✔現地の通貨情報は下調べしておくと良い
✔クレジット以外にもプリペイドカードという選択肢も