こんな疑問におこなえします。
目次(もくじ)
1.そもそもチップって?
✔ 規定の料金とは別に、サービスに対して支払う心付け
「チップ」と聞いても、日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では多くの国で「チップ」の文化が根付いています。レストランやタクシー、ホテルなどでのサービスに対して支払うのが一般的です。こうした、「チップ」の文化がある国へ旅行する際は、その国の習慣にしたがって、しっかりとチップを払うようにしましょう。
必ず払わないといけない?
✔ チップ分、給与額が差し引かれている
チップの風習がある国では、サービス業の最低賃金が他の業種と比べて安くなっている場合が一般的です。これは、チップを加味した金額が給与となるためです。こうした給与体系からも分かるように、「チップ」は当たり前のものと考えられています。日本のように、良いサービスをしてくれたから「心付け」を渡そう!というイメージではありませんので、忘れずに最低限のチップは渡すようにしなければいけません。
2.チップを渡すシチュエーション
✔ チップを渡すシチュエーションは主に3つ
・飲食店(レストランやバーなど)
・移動時(タクシーやシャトルなど)
・ホテルや宿泊先で
必ず必要になるのが、ホテルや宿泊先でのチップです。必要となるシーンは次の通りです。
・ベルボーイにタクシーをお願いしたとき
・ルームサービスをお願いしたとき
・コンシェルジュに用件をお願いしたとき
・客室清掃(ハウスキーピング)をしてもらったとき
・飲食店(レストランやバーなど)で
ファーストフードでは基本的に不要ですが、一般的なレストランやビュッフェ、バーなどでは、チップが必要になります。必要となるシーンとしては次の通りです。
・クロークでコートなどを預かってもらったとき
・バーテンダーからドリンクを受け取ったとき …など
・移動時(タクシーやシャトルなど)
タクシーや無料シャトルバスなど移動時にもチップは必要になります。タクシーの場合は、乗車運賃にチップ分を加算してお支払いをすればOKです。また、タクシーや無料シャトルバスも含めて、荷物を積み下ろししてもらった場合には、乗車運賃のチップとは別に荷物1点ごとチップをお渡しするのが一般的です。
・チップが必要な国と不要な国は?
海外旅行に行くからといって、全ての国で「チップ」が必要となるわけではありません。日本のようにチップ文化がない国もありますので、旅行先がどうなのか、事前に確認しておきましょう。
どんな場面でもチップが必要になる国
・メキシコ
・カナダ
・カタール
・エジプト
レストランのみチップが必要になる国
・オランダ
・オーストリア
・トルコ
・ブラジル
・チリ
・南アフリカ
ただし、サービス料が飲食料金に含まれている場合は、チップを渡す必要はないです!
不要な国
・アルゼンチン
・オマーン
・イエメン
これらの国は、日本同様にチップの習慣はありません。
イギリスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国やオーストラリア、中国、台湾、韓国なども、基本的にチップは必須ではありません。とはいえ、渡す習慣がないわけではありませんので、丁寧なサービスに対してはお渡ししておくの無難でしょう!
3.チップの渡し方を解説
1|その場で手渡しする場合
タクシーやホテルで、荷物の積み降ろしや運んでもらった場合は、その場で、運転手やベルボーイに手渡しするのが基本です。次のポイントを覚えておき、スマートに渡せるようにしましょう。
・財布をいちいちだすのはNG(高額の場合を除く)
2|お会計で支払う場合(現金)
レストランなどで、現金払いのときは2つのチップの渡し方があります。
・渡し方①:食事代とチップを合わせた金額を支払う
・渡し方②:会計後、退席する際にチップをテーブルに置いていく
3|お会計で支払う場合(クレジット決済)
クレジット決済の場合、お店側の控えに『Tip、Gratuity、Service charge』などと書かれた項目がありますので、チップの金額と合計金額を記入して渡せばOKです。
上記の項目にすでに金額が記入されている場合は、チップが含まれた金額なので、額面通りのお支払いをすれば大丈夫です。
『お支払い』をする際に関連する簡単なフレーズです。これくらい覚えておけば、困ることはあまりないと思います。 アメリカを例に、シーン別にチップの相場をまとめました。これはあくまで参考です。受けたサービスやホスピタリティに応じて、最低限の基準を守って金額を判断してください。 ・ベルボーイ(荷運び):2ドル/1つ 専属ドライバーとは、リムジンや、ホテルで手配されている専属ドライバーなどのことです。 チップを日本語に直訳すると”心づけ”となります。心づけと聞くと、日本では「必須ではなく、気持ちで差し上げる」というニュアンスで考えるのが普通かと思います。ですが、チップの文化が根付いた国では、「チップは貰えて当然」という風潮があります。たしかに、チップの分だけ給与が安いんであれば、当然といえば当然かもしれません。 海外旅行の際には、ぜひ参考にしてみてください。
4|簡単なフレーズを覚えておこう
“Check please. ”
『お会計をお願いします』“Keep the change.” or “I don’t need change.”
『おつりはとっておいて下さい』“Is service charge included?”
『サービス料金は含まれていますか?』“Can I get smaller bills ?”
『小さいお金にしてもらえますか?』4.シーン別|チップの相場
ホテルや宿泊先
・コンシェルジュ :5ドル/相談
・ルームサービス :10~20%
・ハウスキーパー :2ドル・飲食店(レストランやバーなど)
・移動時(タクシーやシャトルなど)
◆ チップは単なる心付けではない
海外では、「チップ」を渡すのが一般的と聞くけど、どのくらいくらい渡したらいいか分からいない。どんなシーンでチップが必要になるのか知りたい。