■カードブランドって?
一方例えば、楽天(カード)、三井住友(カード)というのは、カードの発行会社のことでイシュアと呼ばれます。発行会社は、国際ブランドの決済システムを利用してサービスを提供しています。一般的に、ユーザーは発行会社と契約をしており、カードブランドはあくまで決済のシステムのみを担っています。
※但し、JCBとAMEXはカードブランドでありながら、発行会社としての業務もおこなっています。特にカードブランド自身が発行しているクレジットカードはプロパーカードと呼ばれます。
■カードブランドの違いを比較
1|世界におけるシェア
売上高から、カードブランドを比較したデータによると、VISAカードのシェアが圧倒的に高いことがわかります。世界中でのカード決済の半数以上はVISAでおこなわれていることになります。特に、日本のカードブランドであるJCBは、世界的にみるとたった1%のシェアしかありません。
2|利用可能な加盟店
利用可能な店舗数は、基本的に売上シェアに比例しますが、数%のシェアしかないJCBやアメックスなども決して加盟店が少ないわけではありません。しかし、VISAやMastercardと比較すると半数程度の加盟店舗数となってしまいます。
3|カード発行時の審査への影響度
カードブランドの違いで、入会時の審査へ影響することはありません。入会時の審査は、カードブランドではなく、カード発行会社がおこなうためです。
■おすすめブランド
■最適なカード選びの方法とは
クレジットカードを発行する際には、第一に発行会社基準で選ぶことを推奨しています。カードの特典はカードブランドではなく発行会社によって異なるため、カードブランドは発行会社を選択した上で考えるようにしましょう。※但しAMEXなど発行会社=ブランドとなる場合もあります。
■最後に
今回は、カードブランドについてご説明いたしました。VISAやJCBといったブランドの位置づけや、カード発行会社との違いについて理解いただけましたか。特にカードブランドの違いが理解できると、今後クレジットカードを発行する際に大いに役に立てていただけると幸いです。